【非認知能力】遊びの中で生きる力を育む 【本の紹介】

学童・子育て
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この記事はこんな方にオススメ
・非認知能力について知りたい
・学力以外の能力について学びたい方

 

☑書いている人

 

 
 
 

 

最近、よく非認知能力という言葉を耳にすることがあります

 


簡単に言うと、数字で測れない社会性や自主性など
生きる力として重要視されている能力のことですが

具体的にどのような能力で、どのように育んでいけばいいのか
また、小学生と非認知能力はどんな関係があるのかを知りたくなり
ある本と出会いました

 

 

それは

『学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす』

という本です

 

 

 

 

 

この本には小学生の発達と非認知能力の関係
習い事と非認知能力の関係について書かれています

 

 

今回はそちらを共有したいとおもいます

 

 

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どんな本?

 

学童保育現場の実践経験をもとにした教育方法学を研究している著者が、
これからの時代を生き抜く子どもたちのために非認知能力をきっかけに

 

大人がどのような関わりをすればいいかを知ることができ、
保護者や教育関係者、学童関係者が実際に役立つ本になっています

 

将来、子どもに求められる能力とは?

 

変化が激しい令和の時代
子供たちにはどのような力が求められるのでしょうか

 

新しい時代を生きる子供たちに必要な力を三つの柱として整理しました。
「何のために学ぶのか」という学習の意義を共有しながら,
授業の創意工夫や教科書等の教材の改善を引き出していけるよう,
すべての教科でこの三つの柱に基づく子供たちの学びを後押しします。

資質・能力の三つの柱

 

 

 

 

 

(引用:平成29・30年改訂学習指導要領のくわしい内容:文部科学省 (mext.go.jp))

 

小学生は2020年度の学習指導要領の改訂にともない

今まで大切にされてきた知識を覚えることが中心の教育から
自分の考えることを大切にする教育へと変化していきます

 

 

非認知能力とは?

 

非認知能力とは学力などの数値で測れる能力とは違い

社会性や自主性、忍耐力、思いやり、責任感など数値では
測ることが困難な能力のことをさします

 

 

 

 

なぜ、今、非認知能力が必要なのか?

 

現代の社会では終身雇用や年功序列の社会状況から

その人自身の能力、成果が評価される時代になりました

 

それに拍車をかけるように
人工知能の台頭やSNSの発達による職種の増加、
自分のやりたいことを仕事にできるような環境へと
変化しました

 

 

それに伴い、先ほど述べたように
学習指導要領もそのような社会情勢に
寄せた方針へと変化していきました

 

 

このような理由で非認知能力が求められる
ようになってきました

 

 

こんなことが分かる

 

子どもの発達を考えながら非認知能力の向上へと
つなげられており、非常にわかりやすい内容になっています

 

発達のタテ

 

発達のタテとは
乳児期から始まり、幼児期、児童期、青年期。。。など
各段階でどのような発達や特徴があるのかなど
参考となる指標を表したものです

 

ただし、これは指標で、子どもの発達には
環境などによって変化していき、連続性があります
あくまでも、参考にするということです

 

 

土台が必要

 

非認知能力の発達には土台が必要です

 

その土台とは自己肯定感です

 

自分という存在を認められ、受け入れられる経験で
育まれる自己肯定感によって

 

様々な非認知能力を獲得していくことができます

 

 

非認知能力の中には
他者と協調する力や自己をコントロールする力があります

 

 

そのような力は様々な経験や体験によって育まれます

たくさんの経験の中で様々な価値をとらえるようになります

 

 

その価値をとらえるために自己肯定感という土台が必要になるわけです

 

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書評

 

普段から学童で子どもたちと関わっていますが、
子どもの関わり方を理論的に考えたことはありませんでした

 

 

学童は子どもたちの自由な放課後を守る空間

 

 

放課後は算数や国語のような学習ではなく
遊びの中で社会性などの非認知能力を育む場所です

 

 

 

小学生になると集団で遊ぶことが増え、
相手の気持ちを考えたり、協調性を求められる場面があります

 

 

一緒に遊ぶ友達と衝突することはたくさんあり、
それを乗り越えることで成長していきます

 

 

 

学童としては異学年交流を活かして、たくさんの経験や体験の環境を用意して
非認知能力を育めるようなサポートをしていきたいと思います

 

 

著者紹介

 

中山芳一先生

岡山大学全学教育・学生支援機構准教授
専門は教育方法学
1976年1月、岡山県生まれ
大学生のためのキャリヤ教育に取り組むとともに、幼児から小中学生、
高校生たちまで、各世代の子どもたちが非認知能力やメタ認知能力の向上
できるように尽力している

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたか

 

今後子どもたちが将来生きていくために
必要な非認知能力の重要性を感じていただけたのではないでしょうか

 

今回紹介した内容はほんの一部です
もっと深く知りたい方は
ぜひ手に取って読んでみてください

 

 

 

 

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