子どもの意見を尊重した学童を目指して【具体例】

学童で働く
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学童とは
小学生を対象とし、昼間労働等で家庭に保護者がいない子に対して
主に放課後、長期休みに居場所を提供し健全な育成を図る事業です
              (参考:放課後児童クラブ運営指針)

 

 ~学童は自由な放課後の空間~

放課後はその名の通り
学校の課業から放たれた自由な時間であり、

大人の養護や保育の中で自由に過ごす時間でもあります

学童ではそのような子どもの自由な時間を保障する必要があります

今回は
学童で実践した【子どもの意見を尊重したルール作りの具体例】
をみていきましょう

 

【書いている人】
ふーさん
学童支援員
学童歴6年目
学童に関する情報を発信中

 

 

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子どもの権利に関して

1994年に日本が批准した「子どもの権利条約」や
「児童福祉法」がベースになります

その中で最重要になるのが
子どもの最善の利益を考慮すること(第3条)、児童福祉法第1条です

第1条 全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する。
(引用元:児童福祉法|条文|法令リード (hourei.net)

学童が、子どもにとって安心安全の居場所にするために

常に子どもの最善の利益を考えなければなりません

大人の都合で子どもの意見や思いを無視して
ルールを決めるのは良くないことです

常に「子どもと共に」ということを考え
子どもの意見表明をしっかり受け止め

学童内のルール作りや行事作りをしていきましょう

 

子どもの意見を尊重した具体例

子どもの意見を尊重することは
子どもの意見を聞くだけでなく、一緒に学童を作るという雰囲気を
出すことが重要です

だから、行事等をやる時には子どもが参加できる余白をつくりましょう

 

ドッチボール編

学童で大人気のドッチボール

新年度
新1年生が入ってきて環境も変わる中で
いつものドッチボールをするが、どこかうまくいかない雰囲気

理由は
新1年生に合わせたルールになっていない
今まで居た最高学年中心のルール作りだった。。

新しくルールを作り直さないと。。

普段ドッチボールをやっている学年代表がそれぞれ集合
どのようにすればいいか話し合い新ルールを作成

画用紙に新ルールを書き込み

みんなの前で発表

みんなの意見が賛成であれば
新ルールを採用

実際にやってみてうまくいかなければもう1度話し合い

 

 

☆話し合いは上の学年が引っ張る(子どもに任せますが)
☆支援員はサポートの感覚、大きくズレないように修正する役割
☆みんなと最終確認

 

 

 

壁面編

学童の壁が寂しいから壁面を作るという機会はよくあるとおもいます

支援員さんがせっせと画用紙を切り貼りして作る。。
のもいいですが!!

 

【子どもが参加できる余白を作ってあげましょう】
☆どのような壁面にするか一緒に考える
☆絵が得意な子に下書きを任せてみる
☆画用紙の切り取りを任せる

 

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ビンゴ大会編

学童では恒例の行事だと思いますが

ここにも子どもの意見を尊重したやり方があります

【通常】
ビンゴカードを配る

数字を引く

引いた数字を発表し、同じ番号が
あれば穴をあける

これを繰り返しビンゴがでれば景品プレゼント

 

【子どもの意見を尊重したやり方】

~事前準備~
番号をつけた画用紙を用意する(20枚ほど)

画用紙に好きな絵を書いてもらうので
やりたい子を募集する

書いた画用紙を壁にはる

~当日~
白紙の9マスのビンゴカードを配る

壁に貼ってある絵を参考に
自分の好きなようにマスに番号を書く

引いた数字を発表し、同じ番号が
あれば穴をあける

これを繰り返しビンゴがでれば景品プレゼント

 

☆絵をかかせることにより参加できる余白をつくる
☆書かせるのはやりたい子、上手でも下手でも関係なし
☆書いた絵が下手でも馬鹿にしない空気を作る

まとめ

いかがでしたか?

ここまでうまくやるのはなかなか難しいですが

ポイントは
学童は子どもの居場所であること

支援員は子どもの意見に耳を傾け

よりよい環境を作ることができるようにしましょう

最後まで読んでいただきありがとうございました

 

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