学童保育は他の学童がどんな保育や行事をしているのか知るきっかけがない
そんなときは書籍で学童の引き出しを増やしていきましょう
知識を増やすことで保育の幅は広がります
ふーさん
・学童あそび紹介
・現役学童支援員(学童歴8年目)
・これまで1000人以上の子どもと関わる
・学童に関する書籍を知ることができる
・子どもにかかわるときの引き出しが増える
学童保育に対する考え方で悩んだとき
『新しい時代の学童保育実践』ー 中山芳一
『「自分でできる子」に育つ 放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る 親も育つ』
『「自分でできる子」に育つ 放課後時間の過ごし方 ほめる・叱る・見守る 親も育つ』は、子供の放課後の時間を有意義に過ごし、自己肯定感や自己管理能力を高めるための方法を提供する書籍である。
著者の遠藤康子氏は、子供たちにとっての放課後時間は、自由な時間でありながらも、大切な成長の機会であると主張している。本書では、子供たちが過ごす時間を見守り、ほめたり叱ったりしながら、自己肯定感や自己管理能力を高める方法を紹介している。
高学年に対する悩み
お年頃の高学年に効く こんな時とっさ!のうまい対応
この本は、お年頃の高学年に対するうまい対応方法についての実践的なガイドです。
お年頃の高学年は、成長とともに自立心が強くなり、自分で考え、行動することができるようになります。しかし、時には感情的になり、親や教師と衝突することもあります。
対応する際は、まずは冷静さを保ち、相手の気持ちに寄り添って話を聞くことが大切です。相手が話している間は、中断せずに注意深く聞き、自分の立場や意見を述べる前に相手を理解することが重要です。
『タイプ別でよくわかる高学年女子の困ったときの指導法』
宇野氏は、高学年の女子児童に対する指導法をまとめた『タイプ別でよくわかる高学年女子の困ったときの指導法』を著しています。以下に、その内容を要約します。
『どんなことでも自分で解決しようとするタイプ』
このタイプの女子児童は、自分で解決しようとするために、他人に頼ることが少なくなりがちです。指導者は、自分で解決することを褒める一方で、時には相談することの大切さを教え、信頼関係を築くように心がけましょう。
『人に頼りたがりタイプ』
このタイプの女子児童は、何かあるとすぐに他人に頼りたがります。指導者は、自分でできることを褒めるとともに、自分で解決することの大切さを教え、自己肯定感を高めるように心がけましょう。
『傍観者タイプ』
このタイプの女子児童は、他人の行動を見ているだけで、自分から行動することができません。指導者は、一緒に行動することを提案し、少しずつ主体的に行動できるように促すように心がけましょう。
『思いやりタイプ』
このタイプの女子児童は、他人の気持ちを理解し、思いやりを持って行動することができます。指導者は、その思いやりを褒める一方で、自分自身の気持ちも大切であることを教え、自己主張をすることの大切さを促すように心がけましょう。
『自己主張が強いタイプ』
このタイプの女子児童は、自己主張が強く、自分の意見をしっかりと持っています。指導者は、その意見を尊重しつつ、他人の気持ちも理解することの大切さを教え、コミュニケーション能力を高めるように心がけましょう。
以上のように、高学年の女子児童には、それぞれ個性があります
グレーな子への対応
『発達が気になる子どもへの関わり方』
中村隆之氏の『発達が気になる子どもへの関わり方』では、発達障がいやグレーゾーンにいる子どもたちへの適切な関わり方について説明されています。以下に要約します。
個別に対応する
発達障がいやグレーゾーンにいる子どもたちは、それぞれ異なる特性を持っています。そのため、個別に対応することが大切です。子どもたちの特性に合わせて、指導方法や教育内容を変えることが必要です。
コミュニケーションを大切にする
子どもたちとのコミュニケーションを大切にしましょう。子どもたちが何を考え、どのように感じているかを理解することが重要です。また、子どもたちが自分自身を表現しやすい環境を作ることも必要です。
理解しようとする姿勢
子どもたちの行動や発言に対して、理解しようとする姿勢が大切です。どのような状況でも、子どもたちの視点や気持ちを理解することができるようにしましょう。
積極的な支援
子どもたちが成長するためには、積極的な支援が必要です。子どもたちの能力を引き出し、伸ばすための工夫をしていきましょう。また、家庭や学校、地域など、子どもたちを取り巻く環境全体で支援を行うことが大切です。
肯定的な評価とフィードバック
子どもたちが取り組んだことや成果に対して、肯定的な評価やフィードバックを与えることが大切です。子どもたちは、自分の成長を実感することで自信を持ち、より積極的に取り組むことができます。
発達障害の早期療育とペアレント・トレーニング ー親も保育士も、いつでもはじめられる・すぐに使え ー 上野良樹
著者である上野良樹氏は、長年にわたり発達障害の子どもたちの治療に携わってきた経験から、早期療育やペアレント・トレーニングの重要性を説明し、具体的なトレーニング方法を紹介しています。
具体的には、以下のようなアドバイスが含まれています。
子どもの発達を促す方法
発達障害の子どもたちは、適切な療育を受けることで、発達に必要なスキルを習得することができます。具体的な早期療育プログラムや適切な支援環境を整えることが大切です。
親が行うペアレント・トレーニング
親が子どもの発達を促すためには、子どもの特性に合わせた育児方法を身につけることが必要です。ペアレント・トレーニングでは、具体的な育児方法を教えるだけでなく、親が自信を持って子育てを行えるようにサポートすることも大切です。
保育士が行うペアレント・トレーニング
保育士がペアレント・トレーニングを行う場合には、親が子どもを支援する上で必要な情報や技術を伝えることが求められます。また、保育士自身も子どもの発達について知識を深め、適切な支援を行うことが必要です。
本書は、発達障害を持つ子どもの早期療育とペアレント・トレーニングについて理解を深めたい保育士や親に向けて、具体的な方法を提案しています。読者がすぐに実践できるよう、具体例やチェックリストも豊富に掲載されています。
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異学年で楽しめる遊び
小学校で使える 室内遊び&外遊び40
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『学童期の感覚統合遊び』ー太田義則
太田義則氏は、学童期の子どもたちに対する感覚統合遊びについて研究を行い、その成果をまとめた『学童期の感覚統合遊び』を著しています。以下に、その内容を要約します。
感覚統合の重要性
感覚統合は、人間が外界からの刺激を受け取り、それをうまく処理し、適切な行動をとるために必要な能力です。学童期の子どもたちは、さまざまな刺激にさらされているため、感覚統合の発達が重要です。
感覚統合遊びの効果
感覚統合遊びは、子どもたちの感覚統合能力を促進する効果があります。具体的には、バランス感覚や体幹の発達、空間認知や視覚・聴覚の統合などが挙げられます。また、運動能力や認知能力の向上にもつながります。
感覚統合遊びの例
感覚統合遊びには、さまざまな種類があります。例えば、バランスボールやトランポリンを使った遊び、ローラースケートやスケボー、壁登りやターザンロープなどの身体を使った遊び、ブロックやパズル、マジックサンドなどの知育玩具を使った遊びなどがあります。
遊びの工夫
感覚統合遊びを行う際には、子どもたちが興味を持ち、楽しめるような工夫が必要です。例えば、遊びを通じて新しいことを発見できるような工夫や、子どもたちが自分で考えて遊び方を工夫できるような工夫などが挙げられます。
大人の役割
感覚統合遊びを行う上で、大人の役割は重要です。子どもたちの安全面を確保しながら、遊びを通じて子どもたちが楽しく過ごせるようにサポートすることが求められます。
以上のように、学童期の子どもたちに対する感覚統合遊びには、重要な効果があります。
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子どもとの関わりについての悩み
子どもの放課後に関わる人のQ&A50
この本は、子どもたちが放課後に遊ぶ場で働く人々に向けたQ&A形式の実践的なガイドです。以下は、本書の要約です。
プレイワークは、子どもたちが自分たちのペースで自由に遊ぶことを促進することを目的としています。プレイワーカーは、子どもたちが自分たちの興味や好みに従って遊べるように、環境を整える役割を果たします。
プレイワーカーは、子どもたちの遊びを監視するわけではありません。彼らは、子どもたちが遊びを通じて自己表現や社会的スキルを発展させることを促進するためのサポートを提供します。
プレイワーカーは、子どもたちが遊びを通じて学ぶことを助けます。彼らは、子どもたちが遊びを通じて発展させることができるスキルについて、定期的に考えることが重要です。
プレイワーカーは、子どもたちが危険な行動をしないように、安全面にも配慮する必要があります。しかし、子どもたちが少しリスクを冒すことができる環境を提供することも重要です。子どもたちは、リスクを取りながら遊ぶことで、自己信頼心や問題解決力を発展させることができます。
プレイワーカーは、子どもたちが遊びを楽しむことができるように、適切な環境を整える必要があります。彼らは、子どもたちが遊びに必要な資材や場所を提供し、子どもたちが遊びに没頭できるように、環境を整えます。
プレイワーカーは、子どもたちが遊びを通じて発展させることができるスキルや能力について、家族や学校と協力して考えることが重要です。また、彼らは子どもたちの個性を尊重し、個人差を理解することが必要です。
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怒りたくて怒ってるわけちゃうのになぁ 子どもも大人もしんどくない子育て ー きしもとたかし
保育の基礎を学び、子どもたちと毎日を笑顔で過ごしたいとこの道に進んだものの、実際は子どもたちの危ない行いを制止したり、ルールを厳しく伝えたり…と子どもを叱っては落ち込む日々。その中で得た気づきから、お互いが笑顔で過ごせるために何が必要かを学童支援員仲間や、保護者、何より子どもたちの声を元に考えた1冊
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学童保育に作業療法士がやって来た 困った行動には理由がある作業療法士の視点に学ぶ発達 ー 糸山智栄
「学童保育に作業療法士がやって来た 困った行動には理由がある作業療法士の視点に学ぶ発達」は、学童保育における困った行動を抱える子どもたちに対して、作業療法士が行う支援について解説した書籍です。
本書では、作業療法士がとるアプローチや視点について詳しく紹介されています。作業療法士は、困った行動には必ず理由があると考え、子どもたちがどのような感情を抱え、どのような思考や行動をしているのかを深く理解し、適切な支援を行います。
また、子どもたちが自己表現や自己主張を行うための支援や、遊びを通じた発達支援、コミュニケーションの向上、課題解決能力の向上など、様々な視点からの支援方法が紹介されています。
本書は、学童保育に携わる保育士や教員、また、子どもたちの保護者などにとって、子どもたちの発達について深く理解し、適切な支援方法を身につけるための参考書となるでしょう。
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他の学童の様子を知りたい!学童事例集
静かだったら、学校と同じじゃん―学童クラブの窓から
この本は、学童クラブにおける子どもたちの過ごし方や、職員が抱える問題についてのレポートです。以下は、本書の要約です。
学童クラブは、学校の放課後や休日などに、子どもたちが安心して過ごせる場所として重要な役割を果たしています。しかし、子どもたちの過ごし方や、職員が抱える問題などが指摘されています。
子どもたちは、学校と同じように「静かにする」というルールに従うことが求められます。そのため、自由な発言や表現ができず、遊び方にも制限があることが問題視されています。
また、学童クラブでの遊びは、職員によって管理されており、子どもたちは自分で自由に遊ぶことができません。そのため、子どもたちの自主性や創造性が育まれず、過保護になりがちな環境が生まれていると指摘されています。
さらに、職員には人手不足の問題があり、一人で多数の子どもたちを管理することが求められています。そのため、子どもたちの個別のニーズに応えることが難しく、子どもたちのストレスや不安が増大する原因にもなっています。
本書は、子どもたちが自由に遊び、表現することができるような学童クラブの実践例や、職員の労働環境改善のための提言を紹介しています。子どもたちが自分らしく成長できるような学童クラブを実現するためには、職員の支援や研修、子どもたちの意見を尊重することが必要だとされています。
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「おやつ・食事」を通した生活づくり―子どもと営む学童保育の「食」の時間 — 高橋比呂映
「おやつ・食事」を通した生活づくり―子どもと営む学童保育の「食」の時間は、学童保育における食事やおやつの提供の重要性や、子どもたちが食べ物を通じて学ぶこと、食育の取り組みなどについて述べた書籍です。
本書では、食育の観点から、子どもたちに何を食べさせるかだけでなく、どのように食べるか、食事の時間におけるマナーやコミュニケーションなども大切であることが強調されています。
また、子どもたちに楽しんでもらえるような食事やおやつの提供方法や、保護者との連携、地域との協力なども取り上げられています。食を通じて子どもたちが健やかに育ち、社会で生きていく上で必要な知識や技術を身につけるための手助けとなる本書は、学童保育に携わる人や子育て中の親にとって役立つ一冊です。
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民間学童について知りたい
『失敗しない民間学童保育のはじめ方』ー 杉江海原
『失敗しない民間学童保育のはじめ方』は、民間学童保育を開設するための具体的な手順や注意点を解説した書籍である。
著者の杉江海原氏は、民間学童保育を開設するにあたり、法的な規定や保育の質の向上など、様々な課題に直面することがあると説明している。本書では、そうした課題をクリアするための具体的な手順やアドバイスが提供されている。
具体的には、保育所の開設に必要な法的な手続きや、保育所運営のための基本的な知識、運営方針や保育計画の策定方法などが紹介されている。また、保育士やスタッフの採用や、保護者とのコミュニケーションの方法など、実践的なアドバイスも提供されている。
さらに、著者は、民間学童保育の質を向上させるためのポイントとして、スタッフの研修や教育、保育士の職務意識の向上、保護者との連携強化などを挙げている。これらの取り組みによって、より良い民間学童保育の提供が可能になると述べている。
『失敗しない民間学童保育のはじめ方』は、民間学童保育を開設するにあたり、必要な手順や注意点、質の向上に向けた取り組み方法を具体的に解説した書籍である。保育所を開設する際には、ぜひ参考にしていただきたい。
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民間学童のつくり方 運営のしかた ー 遠藤奈央子
「民間学童の作り方」は、学童保育が充実していない地域や、働く親の支援をしたいと考えている人たちが、民間学童を立ち上げるための手引書です。
本書では、民間学童を開設するにあたっての準備や運営方法、保護者や地域との連携、スタッフの採用や教育など、必要な情報が網羅されています。
また、子どもたちがのびのびと過ごせる環境づくりや、個々の子どもに合わせた支援の方法なども紹介されており、子どもたちが安心して過ごせる場を作るためのヒントが詰まっています。
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