学童の先生が覚えておきたい5つの基本【放課後児童クラブ運営指針】

学童で働く
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

学童で働かれている支援員さんは
子どもたちのために毎日たくさん努力し

環境整備から子どもの情報共有、保護者対応。。
たくさんの業務があります

そんな忙しい日々を過ごしていくと

学童ってどんな場所?
子どものため?保護者のため?
と学童の本来の目的を忘れてしまう事もあると思います

今回は放課後児童クラブ運営指針をもとに
学童が大切にする5つの基本について書いていきます

 

【書いている人】
ふーさん
学童支援員
学童歴6年目
学童に関する情報を発信中

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【学童が大切にする5つの基本とは】

 

【学童が大切にする5つの基本】

①子どもの人権を守る

②子どもとしての権利を守る

③安心、安全な生活を届ける

④日ごろの生活を通して成長、発達を促す 

保護者と支援員が共に子育てをする 

       (参考:「学童保育指導員の仕事」学童保育の基本)

学童の先生なら覚えておきたい事ですね
それではひとつずつみていきましょう
スポンサーリンク

①子どもの人権を守る

大前提として、子どもも一人の人間

人格が尊重され、人間らしく生きられるように

当たり前ですが、子どもを好き嫌いすることなく

ひとりひとりを差別することなく、平等に接しましょう

子どもは未来あるかけがえのない存在です

学童保育では、健康や安全の管理など養護も含めた
基本的な生活が保障されます

その中で
子どもの発達段階に応じて適切な関わりができるようにしましょう

 

②子どもとしての権利を守る

子どもの権利に関しては
1994年に日本が批准した「子どもの権利条約」や
「児童福祉法」がベースになります

その中で最重要になるのが
子どもの最善の利益を考慮すること(第3条)、児童福祉法第1条です

第1条 全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのつとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保障される権利を有する。
(引用元:児童福祉法|条文|法令リード (hourei.net)

学童が、子どもにとって安心安全の居場所にするために

支援員は、
常に子どもの最善の利益を考えられているかどうか
振り返ってみましょう

大人の都合で子どもの意見や思いを無視して
ルールを決めるのは良くないことです

常に「子どもと共に」ということを考え
子どもの意見表明をしっかり受け止め

学童内のルール作りをしていきましょう

 

 

スポンサーリンク

 

 

③安心、安全な生活を届ける

子どもたちが毎日過ごす居場所になる学童です

まずは、身体の安全を守ることが必要になります

 

安全に関するポイント

適切な環境整備ができているか
(物が散乱していないか、玩具の点検ができているかなど)
・おやつなどアレルギー対応が必要な児童を把握し、対応しているか
・怪我などの対応は全職員ができるように共有されているか
災害時の避難等がスムーズにできるかなど

 

保護者が考えるのは安全な学童かどうかです

未然に防げる事故は無くすようにしましょう

 

安心に関するポイント

・学童は第2の家
・子どもの心に寄り添い、楽しめる居場所提供する
・子どもが毎日過ごす場所

学童は第2の家とよくいわれます

本来であれば学校が終わると自分の家に帰り
お母さんやお父さんに今日学校であったことなど話して。。
という過ごし方をすると思いますが

学童に通う子はそれができません

学童の支援員は親の代わりはできませんが
子どもの心に寄り添い、楽しめる居場所を提供することはできます

 

 

子どもが毎日過ごす場所として

様々な工夫をして安心、安全な居場所を目指したいですね

④日ごろの生活を通して成長、発達を促す

 

支援員のポイント

・子ども同士の関わりに深く干渉せずに、
 サポーターの意識をもつ
異学年交流ができるような環境を整える
子どもの意見を尊重した関わりを目指す

子どもたちは日ごろの生活の中で
遊ぶ・学ぶなどの様々な体験を通して成長していきます

学童としては
子どもたちが成長できる機会や環境を与えてあげることが必要です

 

・子ども同士の関わりに深く干渉せずに、サポーターの意識をもつ

子ども同士の関わりの中で
喧嘩などの揉め事があると思いますが

その状況の中では支援員は深く干渉せずに
子ども同士で解決できるようにサポートすることを意識しましょう

 

・異学年交流ができるような環境を整える

学童では学年バラバラで過ごすため、
異学年交流を主とした生活になります

年上の子が年下の子を気遣い、年下の子が年上の子を見習うような
そんな雰囲気ができればいいですね

 

具体的には
・学年ばらばらのグループをつくる
・役割を与える
・遊びの中で交流できるようなイベントを実施する

・子どもの意見を尊重した関わりを目指す

何度も言いますが
学童は子どもたちの居場所であることを
忘れないようにしましょう

支援員だけで学童内のルールを決めるのではなく
子どもたちの意見を尊重して、子どもと共にルールを決められるようにしましょう
(なかなか難しいですよね。。)

どんなイベントにも子どもが運営に関わる余白を作ることも大事ですね

 

 

 

スポンサーリンク

 

⑤保護者と支援員が共に子育てをする

 

学童において、
子どもを安心・安全に預かるためには保護者との連携、協力が必須になってきます

子どもは家でみせる顔と学童でみせる顔大きく異なる場合があります

家では落ち着いているけど、学童でははっちゃけている
なんてこともあります

どの姿も子ども本来の姿ですが

学童の先生、保護者、さらには学校の先生
それぞれが子どもの様子を情報共有することによって

学童でのよりよい保育になり
子どもたちの健全な育成につながります

だからこそ
学童の支援員は保護者とともに子育てをするということを
意識して日々の保育に努めましょう

まとめ

いかがでしたか

少し長くなりましたが
学童で働く上で非常に大事な内容になりました

学童の状況、環境、子どもの様子など、
さまざまな学童があるかと思います

一番大切にしたいのが、子どもの権利を尊重することだと
思います

放課後は自由な空間です

子どもが楽しく成長し、保護者も安心して預けられるような
学童になればいいですね

読んでいただきありがとうございました(^▽^)/

いつも応援クリックありがとうございます!

にほんブログ村 子育てブログ 学童保育へ
にほんブログ村

 

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました